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kayanuma junko

裁ちばさみ


前回の刀剣博物館からなぜか刀物へと興味がつながります。

日本のはさみ職人さんの技を以前テレビで見、素晴らしい技術に感動しました。一本の金槌だけで、

綺麗に形を作り、右と左を見ることなくきっちりと最後には合わせるという言葉では説明できない凄い技でした。

ご年配と思われるその職人の年齢が気になります。そこまでになるにはその年月がかかるということと、

今の世の中ではさみがそれだけ丁寧に作られていることを知っている方はどれほどいるのでしょうか。。。

私もまったくそんな風にできているものだとは知りませんでした。

でも、唯一自分で使っているもので、切れ味いいわ~と思って使っているはさみがあります。

小学生の時に家庭科の授業で使うということで購入したお裁縫セットの中の裁ちばさみ。

一度も手入れしていないので、さびも出てしまっていますが、切れ味はダントツです。

で、まさかと思ってじっくり見てみたら、これってどう見ても名が彫ってありますよね。

機械刻印したとは思えないこの感じ。でも小学生が使うものでしかも大量生産されているかと思われるわけです。時代なのでしょうか。

なんだか、宝物を見つけたような気分になりました。

今までもちろん気に入って使っていましたが、これからはもっと丁寧に使うようにと思わせてくれたのです。

やっぱ切れ味ってわかるものですね。すごいです。

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