強行突破といいましょうか、勢いで行ってきました、現在京都国立近代美術館で開催されている「技を極める ヴァンクリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸」と題した展覧会です。
見たいなぁ~と思いつつ、京都まではなぁ~と二の足を踏んでいました。
暑さ覚悟とほぼこの展覧会のみを目的としています。
とりあえず混雑は予想できましたので、朝一番で行くことを心がけ。
9時30分オープンですから10分前くらいには到着できるようにと移動し、行列は思ったほどでもなかったので、ゆっくりと観覧できました。ラッキーです。
どの作品も見事しか言いようがなく、美しさに酔いしれるばかりです。もちろんジュエリー・工芸作品の裏側からも見ることができましたので、全体を見れることはまた違った面白みがあります。
私が気に入ったのは工芸では刺繍、ジュエリーではスタールビーのブローチです。刺繍はたいてい作者不明となって。当時としては作家というよりも女性の細かな作業の一環であり、内職的なものだったのかもしれません。ですが、細かく気の遠くなるような表現がなされており、クジャクの羽や藤の花などどれだけの時間がかかったのかを想像するだけでも頭が下がります。凄すぎます。またブローチは貝殻のような形状の中にスタールビーがきらりと輝いているのですが、裏から見ると周りのメレ石とともに色合いがグラデーションになっており実に見事でした。
慌てて乗り込む新幹線ではもちろん熟睡でしたし、帰ってきてからの疲労感は満載でしたが、満足の京都でした。新幹線も旅行気分にさせてくれる最高のアイテムですよね。また行きたいなぁ~。
会期は8月6日(日)までとなっておりますので、お近くの方、お時間許す方はぜひ足をお運びくださいませ。おススメです。