はじめての練馬区立美術館です。どんな建物なのか、どんな展示方法なのかとワクワク感が高まります。
お目当ては金工の作品です。江戸から続く技法を平成の時代へと受け継ぐ職人の技を堪能できそうです。
さて、駅から3分ほどの場所にある美術館は町の一角に上手に溶けあっておりました。
そして入り口には、、、
どうでしょうか!可愛いくまがお出迎えしてくれました。大きさにも驚きますし、思わずカメラを向けてしまいたくなります。
美術館へはこの公園を通過していくのですが、こじんまりした公園にはこのような可愛い動物のオブジェが何体か設置してあり、見るのも楽しいです。ゾウやライオン、亀などもいましたよ。
こんな施設のある街って素敵ですね。大人目線でもあり、子供目線でもあるこの雰囲気がどの町も見習うべきなのではないかと思いました。田舎のやたらお金のかかっている施設とは大違いです。いろいろな場所に視察に行くのならばこういうところに行って学んでほしいと思ってしまいます。
と思わず世の中への批判が漏れてしまいましたが、金工の作品は見ごたえ十分でした。
美術館自体はこじんまりした感じではありましたが、丁寧に使われているといった印象で好感が持てます。
作品も見やすい展示でした。小さな虫などを丁寧に金属で打ち出すのはとても大変な作業かと思いますが、それを感じさせない美しい仕上がりに驚きます。ビデオ映像では、こうして作っていくんだと改めて手の込んだ作品なのだと感心しましたし、この技術を後世に残してほしいと感じました。
帰り際公園には小さな子供たちが遊んでいる姿が。なんだか微笑ましいです。
今回は展示もさることながら街に溶け込んでいるこの施設に拍手と言った感じでしたが、なかなかこのような工芸作品を見ることはないかと思いますので機会がありましたら是非。
練馬区立美術館の詳細はこちらから。