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kayanuma junko

老人の取扱説明書


食べてすぐ横になると牛になる・・・気が付けばすぐに横になっています。

食事中はテレビを消す・・・食事中でもかじりついてテレビを見ています。

冷蔵庫のドアの開けっ放しはしない・・・開けたままどこかに行ってしまいそうなほど放置です。

信号は守る(赤は止まれ)・・・歩行者優先という行動です。ドライバーさんごめんなさい。

幼いころに親から教えてもらった基本的なことばかりかと思います。が、これらをすべて守れていないというビックリする行動が最近目に付くようになりました。しかも注意しても全く聞く耳を持たないというおそるべし老人と化している我が家の農夫たち。ほぼほぼ無法地帯です。

日本の総人口に対する65歳以上の割合は28%以上となり4人に1人はお年寄りということになっていますが、田舎ではその割合はさらに上がるのです。

そこで彼らの生態を把握すべく「老人の取扱説明書」という書籍を読んでみました。

ご高齢の方がすべてそうなるとは思いませんが、我が家ではまっしぐらに父母がおじいちゃんおばあちゃんになっています。世の中の制度を決める側がこうした実態をもっと把握するべきなのではないかと思っています。もちろん悲観的にではなくこうした個性を知るべきかと。。。

また書籍には年を取ることでできなくなること、感じにくくなることなど理解を求めることが多く書かれていました。なんだかこれから先の自分にむけてのメッセージのような気がしてきます。

しかし、我が家の無法地帯はどうにかならないかと悩む日々。長く生きて尊敬すべき点はあるものの能力が追い付いていないのも事実です。難しい問題です。

と、答えが出ない投稿のため最後の締めの言葉が見つからず、、、

これからも無法地帯を見守るのです。


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