ある書籍のタイトルです。
本屋さんで偶然発見したこのタイトルに何となく心惹かれましたが、その時には購入せず。
その後また忘れたころにこの本が雑貨屋に展示してあり、「あっ!これこれ!」と。
で、読んでみました。
作者は私のように出汁をとることに面倒臭さを感じていたのですが、読み進めるうちに案外簡単なのかもしれないと思わせます。
そこで一番楽そうな水出し昆布出汁をトライしてみました。その名の通り昆布を水で戻すという冷蔵庫任せの方法です。我が家に眠っている昆布を敵当な大きさにカット。夏に活躍する麦茶用のポットに昆布(30g)を入れ、水(1リットル)も投入。そのまま冷蔵庫へ。昆布の種類によって一晩~二晩放置したら完成です。これだけって感じです。
その後うっすらと色づいた出汁はお味噌汁に使ったり煮物に使ったりと案外気楽に使えます。
一番感動したのはだしを取った後の昆布の煮物と茶碗蒸し。昆布の煮物は後日作り方等をお知らせしますが、茶わん蒸しはこちらです。
蒸し器を使わず鍋で地獄蒸しする方法を検索しました。ちゃんと卵液をこすことで滑らかな舌触りが感動です。そしてなんといっても出汁がこの上なくいい仕事しています。茶わん蒸しに関しては昆布だし+鰹節の出汁をとりました。
出汁をとることは確かにゴミも出たり面倒な作業に感じるかもしれませんがやってみると案外できるものですし、感動する美味しさが味わえます。世界中が日本の出汁・うまみに注目している中、日本人として出汁の美味しさを常日頃から感じるのは必要なのではないかと思ってしまうほどでした。
最近では冷蔵庫に常備とまではいきませんがかなりの頻度で昆布だし使っています。