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kayanuma junko

山梨県立美術館

山梨県出身のアーティストの展覧会が開かれているとのことで興味を持ち行ってきました。


ミレーの「種をまく人」で知られている山梨県立美術館。何かと面白い企画がありますので見逃せない美術館のひとつです。近場であるということも幸いです。





今回の展示は「栗田宏一・須田悦弘展 Contentment in the details」です。

栗田さんは全国津々浦々の土を何十年と集めての作品です。シンプルに土にこんな色があるんだと感心させられますが、それをコツコツ集めては洗浄し乾燥、丁寧に分類しの作業が驚かされます。大人の自由研究みたいな印象です。完成度が高く土とは思わせない印象です。


須田さんの作品はこれまた気の遠くなるような作業であることは間違いなく、さらになんでもできる人なんだと思わせます。会場で流れているビデオでもおっしゃられておりましたが、作品とそれを見せるための器・ケースも重要であると気が付きそこにもこだわっているということです。不思議な空間の中に木彫の作品が飾られているのですが、そこに集中できるように完成された空間となっておりました。


どの作品も見ごたえ十分だったのは間違いなくお勧めの展覧会です。2021年最初の美術館鑑賞は満足のものでした。



山梨県立美術館

山梨県甲府市貢川1-4-27

TEL:055-228-3322

開館時間 9:00-17:00(入館は16:30まで)

休館日 月曜日

詳細はこちらから

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